
- 玉木 剛
- 翔泳社
同じ広報本ならば
ネット書店という立ち読みができない場所であるということを考えて、あえて他の書籍との比較をさせていただくことにした。山見博康氏の「会社にマスコミを売り込む法」と、相前後して購入したが、私は山見氏の本のほうが有益だと感じている。玉木氏の本は、装丁やタイトルにインパクトが強いことと、ネットに強い人脈をもっているために、販売実績が上がり、「売り込みを実践している」という意味で話題にもなったと思うが、広報マンとしての経験においては、山見氏のほうが上であり、それが内容にも響いているように思えるのだ。著者の年齢や職歴の違いもあるだろう。ただ、これも読み手の使い方次第。マニュアル世代で、いわば「瞬発力」に力点をおいた広報活動をしたいなら玉木氏の本を。比較的都心部に本社をもち、じっくり長くマスコミとつきあっていきたい「継続力」に力点をおいた広報担当者ならば山見氏の本を。と使い分ければいいと思う。
逆効果なのでは?
この本の著者や編集者は、たぶん企業広報を一度もやった経験がないんでしょうね。まず題名からして、肝心のマスコミから総スカンを食いそうです。三流雑誌は別として、まともなマスコミなら、自分たちのことを報道機関と思ってるはず。企業の広報部から「タダ」で使われる手足とは思ってないはず。稀にみる大失敗な書籍と思います。
この本にはまったく説得力がない
パブリシティに関しては、他にも数冊同じような本がある。また、この本を公開しているということは、マスコミ関連も読んでいるということであり、すでにこの手法は通用しないと思ったほうが賢明だ。私は著者が冒頭で書いているベンチャー企業で学生を集めて無駄金を使っていた姿を知っている以上、この本にはまったく説得力がない。
今までにない切り口でオススメ。
この本を書店で見たとき、目立つ装丁でびっくりした。しかし、内容は非常にマトモで、どうすればマスコミに取り上げてもらえるかについて説明している本だ。今までありそうで、なかった本。特に、読み応えがあるのは第三章のマスコミ各社の編集長・プロデューサーのインタビューだ。彼らの本音というのはなかなか聞けるものではないだろう。誰しも「マスコミに取り上げられたい!」という願望はあるはず。その願望に応えた1冊だ。読んで損することは絶対ないと思う。
推薦はできない
私は15年以上企業の広報の仕事をしているが、その経験からこの本を薦めることはできない。筆者はメディアで記事として扱ってもらうためには、プレスリリースをメディアに送るだけではだめで、記者に興味を持ってもらうための味付けが必要だということを指摘している。確かにその通りだが、実際にはそれだけでパブリシティを得ることは非常に難しいのが現実だ。全体的にPRに関してセミプロの人間が書いた本という印象と受けた。
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